Last Updated on 2024年1月23日 by takasun0224
- アメリカ大学のリアルな学部学科の情報が知りたい人
- スムーズな卒業のためのアドバイスを知りたい人
アメリカ大学の授業(ネブラスカ州立大学カーニー校の場合)
アメリカの大学を卒業するためには、もちろん授業を受け、ある程度の成績を残さないといけません。
卒業するには、およそ120単位分の授業を受講する必要があり、
1学期あたり15単位分の授業を受講することで、4年間(8学期)で卒業できるようになっています。
1つの授業あたりの単位はそれぞれ違うのですが、1学期あたり5つぐらいの授業を受講する必要があるでしょう。
また、成績が良ければ1学期あたり19単位以上の授業を受講でき、4年より早く卒業することも可能です。
具体的には、GPA(Grade Point Average)と呼ばれる大学内における成績が、
4段階評価の3.0以上だと1学期あたり19〜21単位、3.2以上だと1学期あたり22単位以上の授業が受講できます。
- GPA3.0以上→1学期あたり19〜21単位
- GPA3.2以上→1学期あたり22単位以上
留学生にとって、慣れない英語での授業をうけるだけで大変なので、短期での卒業を目指すことはあまりおすすめできません、、、。
一般教養授業
全ての専攻において、専門的なクラスだけでなく、一般教養授業を受講することになります。
卒業に必要な単位数のおよそ1/4が一般教養授業になるので、学生にとって自由度が高くなっています。
一般授業や学部学科については以下のリンクを参考にしてください!
授業選択の仕方
どんな授業を選べばいいのでしょうか?
自分で考えて選ぶのはかなり難しい気がするのですが、、、。
自分一人で考えて授業を選択することはありません。
学生一人一人に専属のアドバイザー(教授)がついてくれるので、学期が始まる前に話し合いにより決定します。
授業の選択は基本的にオンラインでの申請になるのですが、授業によっては早めに申請しないと人数制限があり埋まってしまう場合があります。
アドバイザーと早めに話し合いを行い、早めに受講の申請を行いましょう。
私の場合は、1年生時に学部と学科を決めた時に、卒業までの授業取得スケジュールを渡されたので、それを参考に申請していきました。
人数制限によりスケジュール通りには取れない授業もあったのですが、その都度アドバイザーと相談していたので特に困ることはなかったです。
私の学部学科
私はネブラスカ州立大学カーニー校にて、専攻として、運動学およびスポーツ科学部(Kinesiology and Sports Science)、運動科学総合学科(Exercise Science Comprehensive)を選択し、副専攻として栄養学科(Nutrition)を選択しました。
専攻:運動科学総合学科(Exercise Science Comprehensive)
運動科学総合学科は主に理学療法士やフィットネスインストラクターになりたい生徒に向けた内容になっています。
授業内容としては、座学授業もありますが、スポーツ系の学部ということもあり、体を動かしながら学ぶ授業が多かったです。
例えば、生徒同士でペアになり、運動前と運動後の血圧を測定したり、歩いたりジャンプをする動画を撮影し、実際にどの関節がどのような動きをしているか分析したりする授業がありました。
この専攻で苦労したことは何ですか?
この専攻自体に入ることに苦労しました。笑
この学部の専門的な授業を受けるためには、GPA2.75以上取る必要があるのですが、当時の私は条件があることを知らず、一般教養授業は落とされなければいいやという思いで受講していました。
その結果、条件を満たしておらず、専門的な授業を取りたいタイミングで取れない状況になってしまいました…。
専門的な授業を受講する際にGPAの条件を満たしていない場合、一度受講した授業を再度受講し直し、GPAを上げる必要があります。
副専攻:栄養学(Nutrition)
私の選択した専攻は特に副専攻が必要でなかったのですが、栄養学に興味があったので副専攻として選びました。笑
特殊な例だったのか、アドバイザーに不思議がられたり、卒業時には、副専攻として栄養学を受けていたことはなかったことになっていました…。💦
ですが、この栄養学でもとてもいい経験ができました!
その一つとして、大学近辺に住んでいる人に対して、カウンセリングを行い、その人に合った食事管理を提案するという授業がありました。
具体的には、初回のカウンセリング時に、当時の3日間分の食事内容を提出してもらい、さらにその人の理想体重または体型を記載してもらいます。
それらを基に食事内容の改善点、改善後のカロリー計算込みの食事内容を提出し、1学期を通して経過観察していきます。
英語でのコミュニケーションはもちろんのこと、専門用語も勉強し、それを英語で伝えることがとても苦労しました…。
ですが、その経験がいい成長材料になったと実感しています。
大学内でのインターン
私の学科である運動科学科では、卒業するにはインターンに参加する必要がありました。
インターン先を探すのがとても大変だったので、大学内のジムをインターン先に決めました。
そのインターンでは、トレーニングメニューの作成/修正、そのトレーニングメニューの実施がメインでした。
約30分間のトレーニングメニューを考えるのですが、トレーニング参加者それぞれに目的があり、得意、不得意なトレーニングがありました。
このトレーニングプログラムには一度に5~10人が参加していて、年代は高校生から大人までいました。
5~10の参加者に対して、インターン生2人とインストラクターが1人が基本の体制でした。
高校生に対してトレーニングプログラムを遂行するのは、大人に対してよりも緊張したし大変でした💦
高校生は、トレーニングプログラムに参加すること自体不安な学生もいたので、教える側の私が緊張していると、余計不安にさせてしまいます。
ですので、大人に対しては丁寧さ、正確さを重視し、高校生に対しては仲良くなることを目指してトレーニングプログラムを遂行していました。
まとめ
今回は、私が体験したリアルな授業内容についてお話ししました。
思い出話が多くなってしまったのですが、いくつかアドバイスがあったのでまとめます。
- 取りたい授業は早めに受講申請
- 一般教養授業も気合を入れて受講
取りたい授業は早めに受講申請しましょう!
授業によっては人数制限があり、受けられなくなることがあります。
一般教養授業も気合を入れて受講しよう!
一般教養授業もGPAに反映され、学部や学科によっては、GPAの条件があるものがあります。
できれば、GPA3.0以上をキープしておきたいですね。
また、GPAが下がってしまった場合、受講済みの授業を再度受講し以前より高いGPAを取れば、改善することができます。
アメリカ大学留学において遊び(経験)も大切ですが、勉強も楽しみながら頑張りましょう!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
では、またお会いしましょう!